
―P4G最強のペルソナはヨシツネである―
そのように考えるプレイヤーは非常に多いと思いますし、私もその一人です。
ですが、私の一番好きなペルソナはヨシツネではありません。
強キャラ=最も人気のあるキャラ という式が必ずしも成り立つわけではないということは、皆さんもご存じだと思います。
しかし、RPGというジャンルにおいて戦闘能力はゲーム進行にも関わる重要なステータス。
いわゆる強キャラであればあるほど活躍の機会は増し、印象にも残りやすいはずです。
しかしそれでもなお、愛されるキャラがプレイヤーによって異なるのはなぜでしょうか?
これも至極当然なことではありますが、強い以外にも魅力があるからです。
心に残る名セリフ、キャラクターの生き様、単純に格好いいから、可愛いから…。
そして、それらの要素はあなたの心の中で愛情として育まれ、キャラクターを育てるモチベーションとして変換されるでしょう。
今回は、このブログ記事をご覧になっている皆さんが新たな「推しペルソナ」 を見つけることができるよう、このブログ独自の目線からペルソナの魅力を掘り下げていきます。
今から話すのは、ゲーム攻略とは全く縁のない、人によっては時間の無駄かもしれないそんな話。
「ペルソナの攻撃モーションの話」です。
それでも、最後まで聞いてくれたらうれしいな。
(1)はじめに
P4Gはいわゆる3DCGを駆使したコンピューターゲームで、よりリアルな描写が可能な分、棒立ち無挙動では違和感が生まれてしまうため、キャラクターは常に何かしらのモーションがつけられています。
特に戦闘シーンでは派手な動きが多く、見るものを楽しませる格好いいモーションが数多く見られます。
このP4Gというゲームでは、メインで戦う「ペルソナ使い」と呼ばれるキャラクターは勿論、彼らが使役するペルソナにもいくつかの攻撃モーションが与えられています。
P4Gではスキルカードの導入により、ペルソナ自体の性能での差別化は難しく、この攻撃中のモーションこそがペルソナをそのペルソナたらしめる重要なアイデンティティーとして機能しているといっても過言ではないでしょう。
そのペルソナの攻撃モーションの美しさ、それぞれのペルソナに与えられた個性的な動き。
今回はその素晴らしさについて語り合おうではありませんか。
(2)基礎知識
P4Gでは全てのペルソナに2~3種類の攻撃モーションが与えられています。
気になったペルソナの攻撃モーションはどのようなものかを簡易的に検査する方法として、
①斬撃系物理攻撃(ブレイブザッパーがオススメ!)
②魔法攻撃
③回復魔法
の3つのスキルをスキルカードで習得し、それぞれのスキルの挙動を見る方法があります。
勿論例外もありますが、基本的にはこの3要素を確認することで、大まかな挙動を確認できるでしょう。
以下の文章では便宜上、物理モーション、魔法モーション、回復モーションと表記させていただきます。
ただし、回復モーションに関しては、特別に回復スキル用にモーションがある場合にのみ表記し、大きな違いが見られない場合は、全て魔法モーションに統一します。
さて、ある程度の情報を覚えてもらったところで早速、美しきペルソナモーションの世界へと旅立ちましょう!!
(3)美しきペルソナモーションの世界
当ブログ独自の基準として管理人の独断に準じた勝手に格付けコーナーを用意しました。困ったときの判断材料になれば幸いです。
派…派手さ:ダイナミックな動きができているだけ評価が高いです。
美…美しさ:芸術的な動き、神々しさ、可愛さ、など様々な観点から特筆すべき点がある場合加点されます。
独…独自性:そのペルソナでしか見られないような独特なモーションを持っている場合評価対象。
総…総合評価
①ロキ(愚者) 派…A 美…C 独…S 総…B+

物理モーション

魔法モーション
おっさんではない方のロキ。細身の容姿から繰り出されるスタイリッシュな物理モーションは必見。
ちなみに、他のペルソナの単体物理モーションは敵に向かって突っ込むものが多い(資料1)中、ロキは敵の真下から急襲する独自のモーションを持つ。まさにトリックスターの名にふさわしいペルソナであろう。

(資料1)アラハバキのように、敵へと突進するタイプの物理モーションを持つペルソナは非常に多い。他にもヤツフサやケツァルカトルなどがいる。
②イザナギ(愚者) 派…B+ 美…B+ 独…A 総…A

物理モーション

魔法モーション
主人公の初期ペルソナということもあり、洗練された王道モーションが魅力。
特筆すべきは物理モーションで、他の剣所持ペルソナに比べて踏み込みとリーチが長めに取られており、派手な印象を受ける。
その一方で魔法モーションは若干インパクトに欠けるため、モーション重視でスキルを組むなら斬撃系の物理スキルを主軸にした構成にするのがいいだろう。
③ジャックフロスト(魔術師) 派…C 美…A+ 独…S+ 総…B

物理モーション

魔法モーション

回復モーション
アトラスのマスコットキャラクターであるヒーホー君。それぞれのモーションに派手さはないが、このキャラクターの性格を如実に表現した完成度の高いモーションだ。
可愛らしくどこかコミカルな彼の動きは同じくヒーホー系のペルソナの中でも一部にしかできない選ばれしポーズ。性能的にはジャアクフロスト一択だが、愛でどこまでも強くできるのがP4Gの強みでもある。
ちなみにお馴染みの右手を挙げるポーズがみられるのは回復モーション。柔軟なサポートができる氷結魔法担当として活躍させよう。
④スカアハ(女教皇) 派…C 美…B 独…A 総…B

物理モーション

魔法モーション
動きは決して大きくはなく、コンパクトにまとまっている。
ただ、スカアハ自身が全体攻撃魔法を多く習得する関係で、カメラワークが遠くなり、地味な印象を受けやすい。
しかし、微動だにせず貫録のある正座ポーズはまさに「師匠」。
仁王立ち・不動心などを継承させるとイメージにピッタリ。逆に勝利の雄たけびは継承しないでほしい。
⑤オベロン(皇帝) 派…B+ 美…A 独…B 総…B+

物理モーション

回復モーション
マーガレットの愛用するイケメン系ペルソナの中で「お前イケメンか?」と何故か突っ込みを受ける不遇なペルソナ。しかしモーションは優遇されており、撮影し忘れていたがこれに魔法攻撃モーションを含んだ三種類を保持している。
印象としては四大天使系モーションの亜種といった印象で、美しくそれでいて高貴な印象を与えるモーションである。
オベロンの回復モーションは、四大天使の魔法モーションに比べて、モーションが全体的にスローで最後の左手の位置がやや高いのが特徴。
⑥ コウリュウ(法王) 派…B+ 美…S+ 独…A 総…A+

物理モーション

魔法モーション

回復モーション
とにかく物理モーションが素晴らしい。この一言に尽きる。個人的に全ペルソナ中上位五体には間違いなく入るモーションである。
上空で主人公を覆い護るように鎮座しながらも、物理モーションで見せる龍としての強さ、威厳。それらが神々しさとして表現されているかのようだ。
魔法モーションは目を見開き、回復モーションではその身を震わせるというように、あまり変化を感じられないのが若干のマイナスポイント。
⑦イシュタル(恋愛) 派…A+ 美…A 独…B 総…A

物理モーション

魔法モーション
無印版の〇×ゲーム時代から合体マニアの間で話題になった霧雨(パンチラ)イシュタル。P4Gのスキルカードの影響で簡単に物理詰めのイシュタルを作成できるようになった。
イシュタルの物理攻撃モーションに関しては単体ではそこまで強いインパクトはないものの、上述の通称の通り「霧雨昇天撃」との相性が非常に良く、スキルエフェクトも相まってかなりの派手さを演出してくれる。
無印からのユーザーは是非とも作っておきたい一体だ。
⑧ アタバク(戦車) 派…B- 美…B 独…A 総…B

物理モーション

魔法モーション
手にした矛で突き刺す物理攻撃と、合掌した手を前に突き出しながら詠唱する魔法攻撃モーションは派手さはないものの、同型のペルソナ自体が少ないため希少なモーションとなっている。
物理モーションの際、もう一歩前に足を出していてくれたら躍動感のあるモーションになっていただけに、実に残念。
⑨フツヌシ(戦車) 派…S 美…A 独…S 総…S

単体物理モーション

魔法モーション

全体物理モーション
なんとフツヌシは三種類の物理モーションを持っている。(便宜上魔法モーションと記載しているが、このモーションはゴッドハンドやイノセントタックなどのスキルで見ることができる。)
それぞれ彼の所持する剣を利用したもので、敵に突き刺したり、周囲に展開したり、自由自在に使いこなす。
これを見てイメージするのはデビルメイクライシリーズの「鬼いちゃん」ことバージル兄貴であろう。
バージルの技の一つ幻影剣に割とそっくりであり、特に単体物理は急襲幻影剣に、全体物理は円陣幻影剣にそっくりだったりする。
今度からフツヌシのことは兄貴と呼んであげよう。
⑩プリンシパリティ(正義) 派…B- 美…B+ 独…A- 総…B

物理モーション

魔法モーション

回復モーション
手にした杖を用いて戦う。個人的に思い入れのあるペルソナの一体。
天使系のペルソナということもあり、直接殴るような動きは持っていないようだ。
魔法モーションと回復モーションでは、杖を掲げる位置に若干の違いがあるが、あまり気づかれることはない。
せっかくハマとメディアを自前で習得するので、時々観察してあげよう。
⑪ウリエル(正義) 派…A 美…A 独…B 総…B+

物理モーション

魔法モーション

回復モーション
いわゆる四大天使シリーズのうち個人的に一番好きなウリエルをピックアップ。
モーション自体は四体の間で大きな差はないが、それぞれに少しだけ個性がつけられているのが面白い。(例えばガブリエルの回復モーションは持っている花を差し出す)
基本的な評価は前述のオベロンとあまり変わらないものの、魔法モーションの派手さでオベロン以上に加点、四大天使シリーズのモーションが全体的に似通っているため独自性に減点した評価となっている。
⑫メルキセデク(正義) 派…S 美…B+ 独…A 総…A

物理モーション

魔法モーション

回復モーション
アメコミヒーローのような容姿のメルキセデクは、アクションも豊富。
物理モーションではきりもみ回転で突進し、魔法モーションはパンチを繰り出す。回復モーションは空を飛ぶポーズと、日々ヒーローの研究をしているかのようにツボを押さえている。
天使の中では異端という元ネタを踏襲し、正義アルカナ内でもアクションはかなり派手な部類。
物理染めにするか、魔法主体にするか、それとも回復中心の構成かで、全く違った雰囲気になるクリエイトしがいのある一体である。
⑬スラオシャ(正義) 派…C 美…B 独…A 総…B-

物理モーション

魔法モーション
(スクショの撮影が下手で、物理モーションが見にくくなってしまいました。申し訳ありません。)
両モーションの違いは、巻物のような書を開いているかいないか。開いているのが物理モーションである。
正義アルカナの中でも群を抜いてモーションが小さく、そのうえ地味であるため見分けがつきにくいが、このような細かい差もこだわる制作陣の意気込みが伝わってくる。
ちなみにアニメP4GAでもその違いのこだわりが発揮されている。さすが公式。
⑭ジークフリード(剛毅) 派…A+ 美…A 独…C+ 総…B

物理モーション

魔法モーション
剣士シリーズの中からピックアップ。剣を持ったペルソナが多いためモーションが似がちだが、やはりこれらもそれぞれに個性がつけられている。
剣を地面に突き刺す魔法モーションはアレスと酷似しているがアレスとは物理モーションが違ったものになっている。(資料2)
また、オオクニヌシのように、同じ剣を持ったペルソナでありながらも全く違うモーションを持つ者もいる。(資料3)
似た特徴のペルソナ同士を比較するのも趣があって面白い。


(資料2)アレスモーション例
片手で横に斬りつけるジークに対し、アレスの物理モーションは両手で叩き切るモーションになっている。

(資料3)オオクニヌシの物理モーション
アレスと似たモーションでありながら、ジークフリードと同じ片手持ちという、両者を融合した形態になっている。
⑮ヘルズエンジェル(刑死者) 派…B+ 美…B 独…S 総…A-

物理モーション

魔法モーション
バイクを駆る地獄のライダーというオンリーワンな設定を持つペルソナなだけあり、モーションも一人だけの専売特許品である。
しかし、バイクに乗りなれていないのか、全体的にスピード感がないのがマイナスポイント。魔法モーションに至っては足を使ってドタドタと一回転するという何とも言えないもの。
マシンスペックが上がったPS4で見られるP5のヘルズエンジェルは、颯爽とバイクを乗り回すことができるのか。将来性のある一体だ。
⑯ヤツフサ(刑死者) 派…A 美…A 独…B 総…A-

物理モーション

魔法モーション
全体的にスピード感、躍動感ある格好いいモーションを持つ。
物理モーションでは敵に高速で体当たりをし、魔法モーションは雄たけびを上げながら天に数珠を飛ばすモーションになっている。
特殊5身合体の関係で耐性が優秀であり、スキル継承次第では最後まで戦えるスペックを持つため愛用者は多い。
物理攻撃に関してスピード感は桁違いなものの、敵に突進すること自体は他のペルソナでも使い古された手法であり、やや独自性に欠ける。
⑰ホワイトライダー(死神) 派…B- 美…C+ 独…A 総…B

物理モーション

魔法モーション
ホワイトライダーの物理モーションは弓での攻撃。このモーションでのクリティカルは実に爽快なので、時間があれば試してみよう。
ライダーシリーズはP4ではこれとぺイルライダーしか登場しないが、それぞれの所持する武器で物理モーションが大きく変わるので、 是非ともチェックしておきたいところ。
⑱マハカーラ(死神) 派…A 美…B- 独…A+ 総…A

物理モーション

魔法モーション
六本の手で持った剣をクワガタムシのような具合に鋏み斬る物理モーションは、好みがわかれるかもしれない。
しかし、剣を下に構え前の手二本を敵に向け攻撃を放つ魔法モーションは実に格好いい。実は個人的に彼の物理モーションはあまり好きではないので、マハカーラを電撃担当として運用している。
剣を持つものの、他の剣士とは異なるモーションを確立している点は、大いに評価できるだろう。
⑲アリス(死神) 派…B+ 美…S 独…S 総…S-

物理モーション

魔法モーション
可愛らしい容姿から愛好家は非常に多い。また闇属性トップの性能から、最終スタメンにも抜擢されるなど、まさに才色兼備といったところか。
彼女の魔法モーションは、彼女ただ一人しか持たない貴重なモーションであり、このモーションから放たれる「死んでくれる?」で死にゆく紳士は後を絶たない。
物理継承不可の継承相性上、闇魔法染めにするのが基本であるが、物理スキルに変化させ、物理モーションを楽しむマニアも存在する。
かなり長くなったところで半分まで来ましたので、前半戦終了です!!
後半の節制~永劫までもスクショは取り終わっているので近日公開します。
それでは今回はここまでです。ありがとうございました!!
続く!!
更新!!後編はこちら!!
コメント
コメント一覧 (2)
それにしても、八艘跳びというチートスキルがあるにもかかわらず幾万の真言が実装されなかったのはなぜなのでしょうか…。
前作P3のハルマゲドンの反省…?
コメントありがとうございました!!