世の中は、あまりにも残酷だ。
「人は見た目じゃない、心だ」なんて言葉はよく聞くが、それは単なる綺麗事。人の印象の大部分は見た目によって左右される。
ペルソナの世界でも当然この法則が成り立っており、いわゆる「格好良い」「かわいい」タイプのペルソナは人気があって、降魔されやすい。
降魔されやすいペルソナがいれば、当然降魔されにくいペルソナも存在するわけで、「格好悪い」「かわいくない」ペルソナは一回も戦闘することもなく、即合体素材になってしまう。
「一回も戦闘に参加することもなく、合体素材にされてしまうペルソナ」それは「ドナドナ系ペルソナ」とよばれている。
不気味な姿のペルソナは使われない。格好悪ければ使用価値が減る。ドナドナ系ペルソナは皆、その真理を受け止め、次々と素材になっていった。
確かに、性能が同じなら格好いい方がいいに決まってる。自分の姿が格好良くないなら、素直にドナドナされた方が良いのかもしれない。
それでも、俺はこの姿のままで、力になりたい。このペルソナを作って良かったと、ペルソナ使いに言ってもらいたい。
素材になっていった同胞たちへ。
俺は、この姿で戦うよ。
俺の名前はレギオン。ドナドナ系ペルソナ筆頭。そして、この記事の主人公だ。
レギオンのアルカナは愚者。愚者コミュは自動進行のため、コミュランク上げに関しては旨味はないですが、序盤のコミュ進行が早い分、コミュボーナスを受けやすい長所があります。
抽出できるスキルカードは淀んだ吐息。便利ですが、必須というわけでもありません。
耐性に関しては、火・氷・闇耐性、光弱点。
光弱点はさすがに痛いですが、序盤では滅多にいない三耐性持ち。スキルも、全体状態異常魔法を二種も習得し、光からの生還で、弱点に関してもある程度保険をかけられます。
ステータスも、耐が高く、それ以外は平均的。平均的な分、弱点が少なく、安定した戦闘に持ち込みやすいです。
十分戦っていけるステータスなのですが、実はここでもドナドナ系ペルソナが苦しみます。
それは、彼の存在。
そう、同系統のステータスを持つイケメン系ペルソナの存在です。
ナルキッソスは、氷結・電撃・疾風耐性、物理弱点とレギオンさんと同じ三耐性持ちな上、スライムが物理耐性を習得するため、弱点補強も比較的容易です。しかも、LVアップで火炎耐性を自力習得するため、防御は完璧です。
攻撃面に関しても、バッドステータス攻撃を三種習得し、マハガルまで習得するため、二刀流な戦闘を展開できます。
これが同LV帯にいる時点で(レギオンLV21、ナルキッソスLV24)、みんなはナルキッソスを選ぶに決まってます。
レギオンさんが戦っていくには、ナルキッソスを使う以上の旨味のある性能にしなければいけません。
一見、完全上位互換にも見えるナルキッソスを超えることなどできるのでしょうか?
実は、できるんです。
注目すべきは、レギオンさんのスキル。
全体状態異常魔法を二種覚えるということ。そして、レギオンさんのアイデンティティー(?)の暴れまくり。
この二つが、レギオンさんの切り札になりました。
時期は、レギオンさんがちょうど作れるようになるくらいの時期、劇場ダンジョンに挑戦できる6月下旬を想定しています。
まずは、以下の素材をご用意ください。
・ジャックフロスト
・ヨモツシコメ(LV11が望ましいが、それ以下でもギリギリなんとかなる)
・サキミタマ
これらのペルソナたちを、まずはスキルカードなどでスキル8枠全部埋めていきます。
ジャックフロストやサキミタマに関しては魔術師、女教皇アルカナと、コミュを上げやすいアルカナですので、基本的に合体してコミュボーナスを受けてからスキルカードを使った方が節約できます。
全部が8枠継承できたら、この素材で三 身合体します。
ジャックフロスト(マハブフ・氷結ガードキル)×ヨモツシコメ(デビルタッチ・亡者の嘆き)×サキミタマ(ブフ)=レギオン
劇場ダンジョンに挑戦できる時点の愚者コミュランクは4。コミュボーナスでLV23のレギオンが誕生します。
ここで重要なのが、暴れまくりの習得です。LV23で暴れまくりを習得しますので、ここでムドを捨てます。これをしないと面倒なことになるので注意です。
この時点で習得しているスキルは
テンタラフー、デビルスマイル、暴れまくり、ブフ、マハブフ、氷結ガードキル、デビルタッチ、亡者の嘆き
ここで何をしたいか気付いた方はかなり凄いです!!
ちなみにヨモツシコメに亡者の嘆きを習得できなかった場合、りせ救出後、愚者コミュランク6の時点で作成をお勧めします。
亡者の嘆きを除いた上記4スキルを継承し、LV24で習得する混乱成功率アップを習得します。
それでも亡者の嘆きは習得していた方がお得なので、ヨモツシコメを装備し、雪子ダンジョンの上層をマラソンしながらアルカナチャンス皇帝を狙うのが手っ取り早くていいと思います。
さて、ここで種明かしなのですが、先ほど並べたレギオン習得スキルをよく見てみると、
「アルカナチャンス魔術師を引いたときに変化するスキルが暴れまくりしかない」ということがわかります。
通常なら変化するはずのブフ、デビルタッチも、変化後のマハブフ、デビルスマイルを既に習得しているため変化しません。
そして、暴れまくりは、アルカナチャンス魔術師を引くことで、
暴れまくり→アイオンの雨→アグネヤストラ
と、変化するため、たった2回魔術師を引くだけで、全体物理最強クラスのスキルに進化するんです!!
アルカナチャンス魔術師のスキル変化はランダムで抽選されるようなので、スキル変化候補が多ければ多いほど狙ったスキルを変化させづらくなります。
しかしレギオンさんなら、変化する可能性のあるスキルが暴れまくり一択なので、アルカナチャンス魔術師を引くイコール暴れまくりが変化するという超効率が実現できるのです!!
しかも、習得したスキルは、あらゆる場面で立ち回れるよう、汎用性も考慮しているため、レギオンをずっと装備して戦い続けることも十分可能です。(ブフ系2種、全体物理、バステ二種+亡者)
このころは完二も加入しているので、主人公、雪子、陽介、完二パーティーが、 4属性揃って使いやすいです。
そして、問題の光弱点についても、熱気立つ大浴場なら、なんとハマ持ちの敵がいない!!
魔術師マラソンするならここがオススメです!!(雪子姫の城はアルカナチャンスで魔術師が出現しないので注意!!)
アグネヤストラを習得した後は、そのまま使うなり、素材として使うなり、様々な方面で活躍できます。
スキル変化の日を狙ってランク9のスキルを量産することも夢ではありません!!
キウンで良くね?という声が聞こえますが、キウンを使ったスキル変化法はスキルが狙ったものが出ない可能性もあるので、時間がかかります。
特に、合体予報スキル変化は低ランクのスキルが抽選で選ばれやすいので、ストレスが溜まりやすいです。
まあそれでも、リセット&ロードに耐性がある方はやはりキウン法の方が効率が良くて良いかもしれませんね。
レギオン法は、アルカナチャンス魔術師を引けるかどうかという運が絡みますが、通常のダンジョン攻略と並行して行えますし、ヨモツシコメのLV上げの際にスキルカードがダブれば、キウン法よりはるかに安くでランク9のスキルを入手することができます。
運悪く、なかなかアグネヤストラに変化できなかったとしても、デビルスマイル、亡者の嘆きコンボまで備えているので、それだけでも当分は無双できます。
つっても、キウンさんもドナドナ系だからセーフ!!(謎理論)
レギオンさんも遂に輝く時が来たかもしれません。
これで…。みんなに使ってもらえるのかな…?
ドナドナ系ペルソナのみんな…。仇は…とったぜ…。
ー完ー
コメント
コメント一覧 (8)
レギオンさんにこんな使い方が…!
ん?
「アグネヤストラを習得した後は、そのまま使うなり、素材として使うなり、」
「素材として使うなり、」
「素材」
ドナドナド-ナ-ド-ナ-
結局、素材として使ったほうが便利なんですよね…。
特に今回のレギオンさんは、光弱点を抱えたまま冒険することになるので…。
うん!!ある程度のドナドナは仕方ない!!(無慈悲)
コメントありがとうございました!!
なんか物凄い戦慄しています…!!
あの国民的ガッカリ大神さんの素材なら安心(?)ですね!!
コメントありがとうございました!!
しかし同じ愛と時間をかけるなら
やはり格好いい、可愛いペルソナになるのも仕方なし
弱点1つ、耐性3つの割と優秀な耐性が泣いてるぜ
レギオンさんの不遇なのはメインがバステというのもあるかなー
テンタラフー→陽介がいるじゃん
デビル→恐怖にしたら敵が逃げるだろ。倒したいんだよ
基本的になんでもできる主人公が、バステを使わざるを得ない状況も稀ですし、そもそも上記レギオンは亡者の嘆き前提の運用ですが、SPの関係上、乱発は禁物なんですよね…。
でも、尖っている分、輝くときは非常に強いですから、時々使ってあげて、愛を育んでくださいね!!
コメントありがとうございました!!
でも、バステ型マガツさんも自信を持って紹介できるペルソナですので、しょうがないかもしれませんね(笑)
低いレベルで攻略する際など、たま〜にピンポイントに使ってくださると嬉しいです。
いつも当ブログをご覧下さり、ありがとうございます!!