モテたい。



もしこの記事を読んでいる諸君が人間ならば、一度は抱えたことのある願望であろうと思う。

しかしながら、モテる人間というのはごく一握りであって、大抵の人は「世の中クソだな」と、現実の理不尽さに嘆いているはずだ。そうだと信じたい。

ちなみに既に勘付いている読者も多いと思うが、筆者はモテない。
メールなんてiコンシェル(docomoの提供するインフォメーションサービス)からしかこないし、こっそり一人カラオケに行ったこともある。

なんかモテる以前の問題な気もするが、今からモテることができれば万事解決することなので、今は目を瞑ってください。

さて、今回「モテる」とは、異性に好かれる人間と定義して話を進めよう。

異性に好かれたいと願うばかりで何も行動しなければ、永遠にモテることはない。
モテモテ生活は、努力して得るものなのである。

そこで、今回は、実際にどうやったらモテるのか検証をしてみようと思う。
明日からの薔薇色の生活のために、一緒に頑張っていこう。


どうやって検証するかといえば、実際にモテている人物の行動パターンを明らかにすることが最も最短にして最善の方法であろうと思う。

そこで登場するのがこの人物だ。
主人公 写真

ゲーム「ペルソナ4」の主人公である。
ここで「ゲームでの話だし…」とか、「主人公補正」とか考えた方は、グッと堪えてほしい。
ゲームは「共感」や「疑似体験」に於いては非常に優れている分野であるため、性格・セリフなど、より多くのプレイヤーに好かれる人物像として描かれる場合が多い。

これを参考にすれば、きっとモテる人間の普遍的な法則が明らかにされるはずだ。

ちなみに、参考にすると言っても、容姿や仕草は参考にしてはならない。当然ではあるが予め注意しておきたい。
上記の画像に合わせて髪の色を変えたり、制服のボタンを外したりなんてすると痛いと思われて逆効果だ。

さて、話を戻そう。この人物、どれくらいモテているのかというと、たった一年間で20人もの人物のプライベートな問題を解決し、そのうち7人の異性を同時に攻略できたりする

浮気はどうかという問題は、今回は話題にしないでおくが、これほどモテる人物はゲームの中でも少ないのではないだろうか。
このキャラクターの行動を筆者が研究してみた。ようやく本題だ。


(1)新生活が転機
主人公の人間としての魅力は最初から高かったわけではない。
初期の彼のステータスは、勇気は無くはない程度で知識は年相応。根気は若者級、伝達力はそこそこ、そして寛容さもそれなりである。
主人公がそこから成功した理由は新天地での生活によるところが大きい。

この物語は、主人公の両親の都合で一年間、都会から稲羽市という地域に引っ越すというところから始まる。
そこから数々の人物と絆を結び、町で起こる奇怪な事件を解決していく。

つまり彼は、所謂「高校デビュー」に成功したのである。
我々は引っ越す必要はないが、デビューすることは十分に可能である。

とにかく恥を捨てるところから始めよう。

(2)相手に合わせた発言を心掛ける
攻略情報なしの一周目で、全ての人物と最大まで絆を深めること(所謂全コミュマックス)は、至難の技である。
相手にこの言葉をかけたら、どのような反応が返ってくるかを予想しながら返事をしてみるといいらしい。
これはP3では塔アルカナの無達コミュ、P4では悪魔アルカナの上原小夜子コミュで顕著に見られる。

無達コミュではご機嫌を伺った選択肢は御法度だし、小夜子コミュではいくら相手が疲れているように見えても、頑張れと応援した方が好感度が上昇しやすい。


(3)少し仲良くなってきてからが勝負
P4にはコミュランクと呼ばれる所謂仲の良さの度合いのようなものが10段階存在するのだが、そのランクが5の時辺りに、主人公のステータス(勇気、知識、根気、伝達力、寛容さ)が要求されるような場合が多い。
闇雲に仲良くなろうとするだけではなく、自分自身の魅力を磨かなければ、それ以上の進展はなさそうだ。

(4)バイト、勉強、食事…様々なことに挑戦しよう。
自分を磨くには様々な経験がものをいう。勉強をすれば知識は上がるだろうし、自宅前で猫と戯れると伝達力が上がるかもしれない。
そういった活動をすることで、視野が広がるかもしれない。
しかし、昼間は他の人たちとのコミュニケーションを優先した方が良いため、これらの活動はできるだけ夜に回そう。
ちなみに、雨の日の放課後に限っては、中華料理を食べるのがオススメ。

(5)惚れるなよ?
大胆な発言は時に大幅な好感度上昇につながる。
大事な場面で笑い飛ばしたり、さりげなく「可愛いよ」と言ってみたり、そういう一言が後々大きく響いてくる。
当然だが、ある程度の勇気が必要なので、そこは自分を磨くしかない。


今回紹介したペルソナ4というゲームをプレイすれば、筆者が伝えきれなかったテクニックが手に入ることだろう。プレイステーションVitaでペルソナ4ザ・ゴールデンという追加要素を詰め込んだ完全版も発売されているので、当ブログではこちらをお勧めする。




この五つを実践すれば、間違いなく薔薇色の生活が君を待っていることだろう。
とにかく「自分を磨いて」、「恥を捨て勇気を出す」ことが肝要。

それでは、諸君の健闘を祈る。







まあ、イケメンに限りますがね。


やっぱ世の中クソだな!!


ー完ー


 
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